インストール
Homebrewを使ったインストール
macOSとLinux向けのパッケージマネージャツール、Homebrewを利用すると、簡単にmimiumをインストールできます。
もしhomebrewをインストールしていない場合は、ターミナルアプリを開いて、以下の行をコピー&ペースト、Enterキーを押して実行してください。(より詳しい方法はhomebrewのドキュメントを参照してください。)
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
brew
コマンドが使えるようになったら、以下のコマンドをコピー&ペースト、実行するとインストールされます。
brew tap mimium-org/mimium && brew install mimium
以下のコマンドを打ってバージョンが表示されたらインストール完了です!
mimium --version # will return mimium version:x.x.x
手動インストール
mimiumのビルド済みバイナリをGithub Release Pageからダウンロードすることが可能です。
mimium-vx.x.x-Darwin.zip がmacOS用、 mimium-vx.x.x-Linux.zip がLinux用、 mimium-vx.x.x-Windows.zip がWindows用です。
ダウンロードとzip展開が終わったら、bin
フォルダの中にあるmimium
プログラムを/usr/local/mimium
に、lib
フォルダにあるファイルすべてを/usr/local/lib
にコピー/移動/シンボリックリンクを貼るのいずれかを行ってください。GNU/Linuxにおいては/usr/local/lib
はデフォルトで動的リンクのライブラリパスに入っていないので、/usr/local/lib
を/etc/ld.so.conf.d/
配下のファイルに追記し、ldconfig
をroot権限で実行してください。Windowsでは適当な場所にダウンロードしたフォルダを配置して、環境設定からパスを通してください。
ソースからビルドする
mimiumの実行環境はC++で書かれていますので、ビルドにはC++のコンパイラーが必要です。
macOSの場合はxcode-select --install
を実行してインストールされるclang、Linuxの場合はGCC >= 9が推奨されています。(g++ on macやclang++ on Linuxでは標準ライブラリのリンクに競合を起こすことがあります)
Windowsの場合は、MSYS2のMinGW64環境を利用してビルドできます。
加えて、以下のツールやライブラリが必要になります。
- git(バージョン管理システム)
- cmake(クロスプラットフォームビルドツール)
macOSでは、xcode-select
でclangをインストールしたタイミングでcmakeとgitはインストールされています。
- llvm(コンパイラ基盤) >= v11.0.0
- flex(トークナイザ)
- bison(パーサジェネレータ) >= v3.3
- libsndfile(オーディオファイル読み込みライブラリ)
これらに加えて RtAudio(クロスプラットフォーム向けオーディオドライバライブラリ) にも依存しますが、RtAudioはcmakeが自動でダウンロード&ビルドするので手動でインストールする必要はありません。
これらのツールやライブラリを brew
やLinuxの場合は apt-get
、MSYS2ではpacman
を用いてインストールするのが簡単です。
apt
でインストールできるbison
は3.0.4と古いバージョンでこのプロジェクトに対応していません。手動でインストールする必要があります。自動ビルド&テストのためのGithub Actions Workflow には依存パッケージのインストールや後述のビルド手順も含め、手動ビルドの手順が網羅されていますのでチェックしてみてください。GitHubからソースコードをダウンロード
git clone https://github.com/mimium-org/mimium.git
cd mimium
# 'master' が安定版です。'dev'ブランチで開発版のビルドができます。他、v0.1.0などリリースバージョンのtagを用いてバージョンを変更することが可能です。
git checkout master
CMakeのConfigure
cmake -Bbuild . -DCMAKE_BUILD_TYPE=Debug
このステップでCMakeは自動でRtAudioをダウンロード&ビルドします。
cmake
コマンドには、-D
を先頭につけることで以下のようなオプションが渡せます。
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/your/directory
後述のインストールステップのコピー先(標準では/usr/local)-DCMAKE_BUILD_TYPE=Debug
最適化のレベルの指定。 ‘Debug’, ‘Release’, ‘MinSizeRel’ , ‘RelWithDebinfo’から選べる-DCMAKE_CXX_COMPILER=/path/to/compiler
ビルドに使用するC++コンパイラの指定。-DBUILD_SHARED_LIBS=ON
ONにするとライブラリを動的リンクライブラリとしてビルドします(Linux、Windowsではうまく動かないケースがあります)。-DBUILD_TEST=ON
テストをビルド対象に含めます。-DENABLE_COVERAGE=ON
GCovを利用したカバレッジ計測のためのコンパイラオプションを有効化します。
ビルド
cmake --build build -j
-j
はビルド時にCPUを並列で使用できる最大スレッド数を指定できます。-j8
なら最大8スレッド、番号なしの-j
は可能な限り多くのコア/スレッドを使用します。
インストール
cmake --build build target=install
アンインストール
cmake --build build --target uninstall
このアンインストールステップでは、先ほどのインストールステップで自動生成された build/install_manifest.txt
に書かれている情報を利用してファイルを削除します。もし失敗した場合はこのファイルの中身を確かめるか、もう一度ビルド、インストールを行ったあとアンインストールするを順番に行ってみてください。
バイナリでインストールした場合は/usr/local/bin/mimium
、/usr/local/lib/libmimium*
を削除してください。
ソースからビルドした場合は以下のコマンドでインストールできます。
Visual Studio Code向けシンタックスハイライト
シンタックスハイライトとして、クロスプラットフォームで動作するVisual Studio Code向けの拡張機能を用意しています。
vscode上でのextensionsパネルでmimium-language
と検索するか、以下のリンクよりインストールをしてください。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=mimium-org.mimium-language
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